【店長日誌 2003年版】
★アメリカ旅行記 Part 4 2003.2.7

 サンフランシスコを出発してからキングシティーで宿泊、さらにサンタバーバラで宿泊
 そのままロスを超えて一路、ラスベガスへと向かうことに。
 ロスはさすがに車が多くハイウェウイも若干の渋滞となるんです。
 でも、日本ほど混んでません。10分ほど進むと解消される事が多い気がしましたね。
 中心部のハイウェイはだいたい、5車線。
 一番左にある『カープール レーン』がとても便利ですね。オススメ。
 カープールレーンとは、2人ないし3人以上の乗車のみ走行許可を与えたレーンの事です。
 車社会のアメリカの70%ほどは1人で乗車しているように思えるので
 渋滞がこれで緩和されているように思えます。
 渋滞してても4人乗車している我が車はスイスイと先に進めるのです。
 で、ラスベガスまでは120〜140km速度で4時間ほど。(500km弱でしょうか...)
 途中はほとんど牧場か砂漠。そのまん中に2車線の道が永遠と続きます。
 車もほとんど走ってなく、横見ながら運転できる状態でしたね。
 夕方ころ何もない砂漠のまん中の道路を走っていると
 遠くに空が明るくなっているところが....でも見渡す限り砂漠と山。
 徐々にその明かりに近くなって来た時.....ラ・ス....ベガス??......
 それは砂漠の中に突然、現われます。
 その一画だけが明かりに包まれその外は暗闇。
 空想の世界にでも来たような感覚に包み込まれ
 道路沿いの大きな横長看板に導かれ中心部へと向かうのでした。
 中心部よりわずかに外れた箇所にモーテルを予約し、シャワーを浴びてベガスへくり出すのでした。

 『うわぁ〜〜〜』

 開いた口が閉じないほどの驚きを感じますよ、みなさんもきっと。
 ベガスのサイズは10km四方ほど。
 考えてみて下さい......10Km四方のディズニーランド。(もしくは電器屋街)
 昼間のように明るい中心部、アトラクションのような建物。
 ピラミッドや帆船、ジェットコースターが建物と一体化している。
 建物と建物は大きすぎて移動はモノレール。
 中に入ればスロット台やバカラ台が一面に広がります。
 バニーガールや部屋の中心に10mm四方ほどのガラスショーケース・中にはライオンが数尾.....
 ステージ上ではJBバリのファンクライブが。
 映画でしか見れない様な事が現実に目前で起こっているのです。
 ちょこっとスロットを打つ事に。
 25C(セント)1コインや1$1コインなどレートが機種によって違うんです。
 25Cを打っていて飽きたのでちょこっと場所を移動してモノレールで隣の建物に。
 座ったのが1$台。
 夢中になって100$ほどすられ、がっかりしながら周りを見渡すと
 黄色のドレスの黒人女性やタキシードの紳士などお金持ちばっかりが。
 どうも1$台はお金持ちが打つ機種のようで、ジーパンの私はとても浮いていた様です(^^;)
 そのあと色々見て廻ってモーテルへ。
 で、気がついたんです。
 私があんなにも疲れて徘徊していた2つの建物はラスベガスのほんの一部。
 日本橋や秋葉原の電器屋街にある個人商店2件廻った.....そんな規模なんです。
 とにかく、まわりは砂漠で暗闇。
 突然現われた幻想だったのでは?と感覚がおかしくなるほどベガスは凄かったですね。

 そして10日間ほどの日程が終了し日本へ帰ることとなったのです。

 結局、目的の
 『アメリカ人はどんな歩幅でどのように街を歩いているのだろう......』は
 感覚として残り、皆様へ言葉で表現できずままこの章を締めくくる事とします。
 興味ある方は、ぜひとも自分の目で確認して下さい。
 『井の中の蛙であっても、一度は井の外を見て井の中の蛙でいることが素晴しい』
 そう思いますね。
 『日本人はこんな歩幅でこのように街を歩いてたんだ』に気がつきました。
  日本人で良かった....そう思います。
 『わびさび』がアメリカ人にはわからんでしょうからね。(^^;)

 おわり

★『哲学の道』 2003.2.13
 最近は店頭に多くの昔からの仲間や常連さん
 初々しい常連の面々が多く遊びに来て下さってたくさんのお話をさせていただいてます。
 昨年、一昨年と大きなイベントを立ち上げたが故に邪見にしざるを得なかった部分が
 徐々に解消されつつあります。

 人と話す事、それはとてつもなくパワーを使う事。
 そう言った場合の主な内容は
『生きざま....』

 どうやら私の役割は『それ』をみなさんに伝えて
 パワーをお分けする役割ではないかと、うすうす感じてきております。
 この数年、他業種の方からお呼びがかかり、大勢の人前でお話をさせて頂く機会や
 就職雑誌にコラムを掲載頂いたりと
 本来あるべき楽器屋の姿ではない特質した部分を取り上げて頂けました。
 実際、この先もそう言ったアプローチで『私』を必要として頂く機会があれば
 惜しみもなく使って頂きたいのですが。

 毎年、奈良の東大寺二月堂の『お水取り』を楽しみにしています。(3月13日)
 関西では『お水取りが過ぎると春やね』
 そんな言葉が2月半ばから聞かれだします。
 『お水取り』が楽しみなのではなくて春がくる期待感から、挨拶の言葉に使われるのです。
 春が来れば毎年、京都の銀閣寺から南禅寺へ連なる『哲学の道』へ行く事が楽しみですね。
 石垣に囲まれた小川のほとり、数Kmにわたり桜が数百本も植えられており
 4月になれば小川が散った花びらで覆われ、春を運んで行くのです。

 =桜は春に開花して、そして散る=

 桜の樹齢は50年から数百年と言われています。
 その間、春に咲いては散り、また春に咲いては散って。
 年に1回、必ず開花し小川にその花びらを散りばめ
 初夏には実をつけ鳥に託し新しい『子孫を繁栄』させる。
 これを命ある限り枯れるまで毎年、続けるのです。

 我々はどうなのでしょうか。
 人間は『樹木』とは違い感情と動く手段があります。
 『樹木』よりある意味で有利で、ある意味で不利でもあります。
 しかし毎年、開花させ年々と大きく育つ桜には勝てますまい。
 なぜならば
 彼らは『子孫繁栄』のみに徹底して人生を賭けているからです。

 昨今の我々の意識は『子孫繁栄』を求める事から
 『自分らしさ、自分自身である事』へ意識が移項しつつあります。
 もし、そう考えるならば『自分らしさ、自分自身である事』を
 とことん遂行・追求しなければいけないのでは?と感じるのです。
 今現在のポジションで合っていますか?
 今現在のポジションで、自分にウソをついていませんか?
 今現在のポジションで、自分のしたい事をしていますか?

 活躍する時、休息の時、挫ける時、様々な流れがからみ合って時を作り上げ
 その思い出が一つずつ場所を埋めて時間と表現されます。
 桜は「年に一度」開花し実をつけます。
 『桜になれ』そうは言いませんが
 同じ地上で『桜』が存在している事を常に感じていてほしいのです。
 そして初春に淡い桃色の花びらを見てこの文面を思い出していただければ幸いです。

 桜の樹の下でギターを奏でてみる素敵な時間を作ってみませんか?
★『最近、想う事』 2003.08.09
 もうジャムズを始めてから8年目。
 オープン当初から感じていた事。
 楽器は弾いてなんぼですよ。
 道具は使ってなんぼですよ。

 設計から素材を集める方から作る人、売る人、
 すべての皆さんがそう望んでいると思うんですよ。

 想像して下さい....

 あなたはギターを作る工場で働いています。
 あなたは流れ作業で毎日、ペグを取りつける担当。
 あなたはギターを製作する専門学校を出て、はや2年。
 そろそろ、この仕事に飽きてきました。
 そのとき、たまたまお盆休みで工場が1週間休業。
 あなたは実家へ帰る事に。
 久々に昔の友人の家へ遊びにいきました。
 友人は昔からのバンド仲間。
 でも今の彼は社会人となってもう音楽から遠ざかっているのです。
 昔話で盛り上がりっていくうちに1本のギターが押し入れから出てくるのです。

 その瞬間、数年前の光景が頭の中へ蘇ってきます.....

 今でも弾いてる?

 そう聞く事もなく、あなたは弦が錆びて切れたギターを手に取り
 ペグは....
 ああ、昔はこんな細かなところまで解らなかったのに....

 『弾いてないやろ?』
 「うん....」
 『またバンドでもやろか?....』
 「おっ!.....
  でもお前、遠いやん。....」
 『そやな....
  でも年に一度はこっちへ帰ってくるし、その時に集れへん?.....』
 「そやな、みんなに連絡してみるわ。
  そやけど、ボロボロやしなぁ、音でるんかな?コイツ.....」
 『みたるわ、貸してみ、
  しっかし....おれが造ってるギターもどっかでこうなるんかなぁ....』

 あなたは1年後が楽しみでした。
 いつか自分が作ったギターを彼に。
 あなたはそう胸に想いを秘めて毎日、ペグを取り付けるのです。


  ギターを造る人たちには様々なストーリーがあります。
  ギターを売る人たちにも様々なストーリーがあります。
  ギターを買う人たちにも様々なストーリーがあります。

 でもね、
 押し入れに入れたままのギターにはストーリーがありません。
 押し入れを出た瞬間から、それは始まるのです。

 これを機会に出してあげてもらえませんか?
 思い出してもらえませんか?
 あなたにも様々なストーリーがあったはず。

 楽器は弾いてなんぼですよ。
 道具は使ってなんぼですよ。

 ジャムズは弾いて下さるプレイヤーさんにギターをお分けしたいと常々、考えています。
 そこのところ、よろしくです。
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■店長が溺愛する熱い音楽人たち...ある意味、異常..
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